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お薬の特徴と正しい使い方は・・・?
せっかくもらったくすりを間違った飲み方をしてしまうと、
意味がないだけでなく、思わぬ副作用がでることもあります。
この機会に、ご自分のくすりの飲み方をチェックしてみませんか
お薬の正しい使い方
粉薬(散剤、顆粒剤)
コップ一杯程度の水かぬるま湯で飲みます。
ひと口で飲めたと思っても、あと2〜3口は
水を飲んでおきましょう。

苦味などで飲みにくい時はオブラートに包むのも一つの方法です。
錠剤・カプセル
コップ一杯程度の水かぬるま湯でお飲み下さい。
ひと口で飲めたと思っても、あと2〜3口は
水を飲んでおきましょう

水なしで飲むと、のどや食道にひっかかったり、誤って気管に入る危険も
あります。また、寝たままで飲むと、のどや食道でくすりが溶けて潰瘍の
原因になることもあるのでやめましょう。

錠剤を砕いたり、カプセルをはずして飲んだりすると
効果が得られないことがあります。

どうしても飲みにくい場合は、医師・歯科医師または
薬剤師に相談してください。

包装シートと一緒に飲まないように注意しましょう!
シロップ
瓶をよく振って服用1回分を量って飲んで下さい。
飲む前にはよく振ることが大切ですが、泡の出やすいものは
やさしく振りましょう。

水に溶かしてある薬は保存がきかないので2週間たったものは、
使わないでください。
また、冷蔵庫に保管してください。
ドライシロップ
飲むときに、1回分づつ水に溶かして飲みましょう。
長い時間、混ぜたままにしておくと、くすりが変化したり、
味が変わることがありますので、薬のつくりおきは
絶対にやめましょう。

飲みにくいときは、水のかわりにヨーグルト、アイスクリーム・
ゼリーなどに混ぜるのも良いでしょう。
固いゼリーに混ぜて飲む場合は、のどに詰まらせないように
十分に注意してください。
トローチ
できるだけゆっくりと口の中で溶かしましょう。

かみ砕いたり、飲み込んでしまっては効果がありません。


チュアブル
飲み込まずに、口の中で溶かすか、ガリガリかみ砕いて飲み込みましょう。
舌下錠
舌の下、あるいは頬と歯ぐきの間にいれて、自然に溶かしましょう。
坐薬
包装からとりだして、ティッシュペーパーなどで坐剤の後部をつかみ、
太い方(先のとがった方)から肛門に入れます。
直腸まで(大人は2.5p、幼児は1.5p)指先で押し込んでください。
(この時に坐薬がでてくるのは、指での押し込みが不十分なためです。)
そのまま立ち上がれば、「ス−」と簡単に挿入できます。

腹圧がかからないように、横になって挿入してもよいでしょう

入りにくいときは、坐薬を水にぬらしたり、体温で温めると
入れやすくなります。
目薬
つけるまえに、手をきれいに洗いましょう。
点眼するときは、容器の先がまぶたやまつげに触れないようにしましょう。
(バイ菌が繁殖してしまうことがあります)

2種類以上を点眼するときは、なるべく5分間(最低1〜2分)くらい
間隔をあけましょう。
すぐ続けて点眼すると、先に入れた液がこぼれてしまい、
効果が十分あらわれません。
眼軟膏
つけるまえに、手をきれいに洗いましょう。
下まぶたの上に眼軟膏をしぼりだします。
静かに目を閉じ,まぶたの上から軽く2〜3回軟膏が全体に広がるように
マッサージします.
(手術後やキズのある場合には,マッサージはしないで,まばたきを
することで眼軟膏を広げます.)

入れたあとは目がかすみますが、心配ありません。
(寝る前に使うと良いでしょう。)

点眼薬と眼軟膏を使うときは,先に点眼薬を使い,約5分の間隔をあけて
から眼軟膏をぬりましょう.眼軟膏を先につけると,目の表面に軟膏が
残り,次の点眼液の効果が下がってしまうことがあります.
パップ剤
貼る場所は少しずつずらしましょう。
(同じ場所に長い時間貼るとかぶれやすくなります)

冷感タイプ ねんざ、打撲などではれがひどく、
熱をもっているときに使いましょう。
症状によっては、冷やさないほうがいいことも
ありますので、ご相談下さい。

温感タイプ 肩こり、腰痛などの慢性的な症状に効果的です。