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友愛薬局『ゆうあい通信』 を引用させていただきました。

水虫について
通常、水虫とは皮膚糸状菌が足の皮膚に感染した足白癬のことをいいます。
爪に感染する場合を爪白癬といいます。
★足白癬(水虫)
小 水 疱 型 主として土踏まずの足底、足縁に小水疱や膿疱を生じる状態。
かゆみや腫れを伴うことが多い。
趾 間 型 趾間などが浸軟(白くふやけている状態)、
びらん発赤する状態。
角 質 増 殖 型 足底全体が角化して硬く、乾燥性の落屑を生じている状態。
★爪白癬
爪が白濁、肥厚してもろくなった状態。
このように水虫にもいろいろなタイプがありますし、水虫と思っていても
違う皮膚疾患の場合もたくさんあります。
市販薬などで改善しない場合は、一度皮膚科の受診をしましょう。
●水虫治療のポイント
足白癬の場合は、外用薬(軟膏、クリーム、液剤)を中心に用います。
びらん状態の場合は刺激を考慮して液剤は避けます。
最近は一日一回使用のものが多いので、入浴後に使うとよいでしょう。
爪白癬の場合は抗真菌薬の内服と外用薬との併用が必要となることが
あります。(内服薬は人によっては、肝臓に影響する場合があるので
定期的に検査を受けましょう。)
●日常生活の注意
『か・き・く・け・こ』の原則
●対処法
か: 乾 燥 通気性に気をつけ患部をいつも乾燥させましょう。
き: きれい 毎日石鹸でよく洗い、患部を清潔にしましょう。
く: 薬は指示どおり毎日使いましょう。
け: 家族とタオルや足拭きマットの共有は止めましょう。
こ: 根 気 根気良く治療はつづけましょう。